久保勝の教師奮闘記 ‐in『SHUFFLE!』‐
        written by 龍馬&隼人

第3話

いつのまにか、勝の歓迎会は突如乱入してきた、シアとネリネ、神王&魔王の4人の加入により、大宴会となっていた。
最初、勝のことを4人は知らなかったが、稟が勝の紹介をすることで、すぐに打ち解けてしまった。
その中でも一番勝と打ち解けていたのは、出会い頭、いきなり勝の左ストレートを浴びた神王だった。二人とも体育系の性格の持ち主であり、何より勝が『稟の兄貴分』ということで早々と打ち解けたのだった。(もちろん後者の点では、魔王も同じだった)
そのため・・・

「なるほど!兄殿が稟殿の兄貴分だということは、いずれシアも兄殿の妹分になるわけか!」
「そうなるなら、ネリネちゃんも同じだねっ!」
「何っ!?稟は楓ちゃんだけではなく、シアちゃん、ネリネちゃんとも・・・!?」
「おう!稟殿は幸せな男だぜ〜」
「そうだね!ネリネちゃんだけでなく、シアちゃんや楓ちゃんとも結婚できるんだからね!」
「稟!貴様!俺がいないうちに・・・」
「ち、ちょっと待って、勝兄!勘違いしないで!」
「黙れっ!兄ちゃんはお前をそんな男に育てた覚えはないぞっ!」
「だ、だから、勘違いしないでって、その前に育てられた覚えないし・・・って勝兄、酔ってるだろう!」

といった感じで盛り上がっていた。また、楓やシア、ネリネにプリムラはその様子を傍観しながら、会話を楽しんでいた。ただ、神王&魔王が暴走しかけたときは、さすがにシアとネリネが止めに入ったが・・・。そうして、宴会とともに夜は更けていった・・・・・・。










(翌朝・・・)
勝が目を覚ましたときは、もうすでに朝8時を過ぎようとしている時刻だった。
体を起こしながら周りを見回す。周りには昨日の宴会の惨状と眠りこけている人達が目に映った。
今日は日曜なので、時間をあまり気にする必要はない。普段寝起きが悪い自分が、そんな日に誰にも起こされることなく起きたことが、勝自身不思議だった。
そう思いながら、再び周りを見回す。神王と魔王、二人の姿はない。多分もう起きて、どこか行ってしまったのだろう。それ以外の人達はまだ眠っていた。
楓、シア、ネリネ、プリムラは、稟を囲むようにして眠っていた。
久々に見る、稟と楓の寝顔は、幼い頃出会ったころとあまり大差がなかった。
その寝顔を見ていると、ついつい頬が緩んでしまった。

(まったく・・・久々に会って、成長したなと思ったら、寝顔はまだまだ子供じゃねぇか・・・。しかしまあ、これだけの美少女に囲まれて・・・同じ男としては羨ましいよな・・・)

そう思いながらも、他人の寝顔を見て、感慨にふけってしまった自分を少し「悪趣味かな?」と思いながら、部屋を出る。多分まだあいつらが起きることはないだろう・・・そう思いながら、そのまま外にでることにした。
さすがに外に出たときは、日の光が目に入って眩しかった。だけど、何年振りかに来た町を見て回ろうと思い、その1歩を踏み出す。久々に見る町は、とても大きく感じられた。

(変わったな・・・この町も・・・。そりゃそうか。昔来たときは、俺は中3ぐらいだったからな・・・)

そう思って周りを見て歩く。しばらく歩くと、時間はすでに昼前をさしていた。
携帯を見て時間を確認した勝は、朝ご飯を食べていなかったため、腹が減っていることに気づいた。
そのため、周りを見回して、どこかに軽食店でもないか探す。
すると、ふと喫茶店の看板が目に入った。勝はそれを見つけて、その喫茶店へと足を向けた。
喫茶店に辿り着き、喫茶店の中へ勝が入っていく。

「いらっしゃい!」

その喫茶店の名前は『さざなみ』と書かれていた…。


(続く…)
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<後書き>
−龍馬−
長編第3話です。
ようやく、『とらハ2』のキャラ2人が出てきそうです。
それにしても、回を重ねるごとに文が良くなるどころか、さらに駄文化してるな…(汗)
それに、登場人物があまりしゃべってないし…。
駄文でホントすいません(涙)
それでもこの小説を読んでくださった方々、本当に有難うございます!
それでは次回でお会いしましょう!

−隼人−
すいません。この小説書いてて、力不足を実感しています。
僕もまだまだ精進が足りません。
次回はもっと上手く書けるよう頑張りますんで、どうか読者のみなさん見捨てないで〜(泣)
それではまた次回!