君が望む永遠

桜坂市
俺は、鳴海孝之
業種は接客
レストランチェーン
『すかいてんぷる』のウェイターだ
アルバイトから社員になり
今月から桜坂支店に配属された
先月までは、高校からすんでいた
地元と呼べるぐらいだった店舗に居た

異動で、今月からはこの桜坂支店にきた
そう、一人で
遙は、事故のあと目を覚ましたが
記憶に支障が出ていた
水月もその現実から目をそらし
何も無かったように水泳に励んでいる
いや、泳ぐことで忘れたいんだろう・・・

遙は退院したが、記憶は相変わらずで
この前、別の男と歩いているのを見かけた

その日俺は遙の両親に
「僕は、もう不要なようです」
と一言いい
お父さんは
「すまない・・ほんとうにすまない」
とひたすら頭を下げていた

そして俺は異動願いを出した

このことは、茜ちゃんにはすぐにバレ
いろいろと言われたが
「俺はもう、やることは終わったんだよ」
といい俺は引越しをした


2ヶ月後
俺は、すかいてんぷるで俺は仕事をこなし
勤務時間を終えて
帰宅するため駐車場にとめている
バイクに乗ろうとしたとき
「兄さん?」
聞き覚えのある声・呼び方
そして、姿・・・
「茜ちゃん・・・・」

茜ちゃんは、大きなかばんを肩から下げ
どうやら、大会かなにかの帰りのようだ

「兄さん!」
茜ちゃんは、俺に抱きつき
泣き始めた
「姉さんが、姉さんが・・ひっく・・・ひっく・・」
遙が?
「遙がどうかしたのか?
 すべて思いだして、兄さんを探してました
 やっと見つけました
 姉さんに会ってください
 お願いします」

遙が・・・
でも・・・
俺は・・・
「ごめん・・・俺行けないよ・・」
そういい俺は茜ちゃんの肩を持ち
引き離し
俺はバイクに乗り
逃げるようにこの場を走り去った

結局俺は遙から逃げているだけだった

数日後
ピンポーン
「ん?・・ん・・・・・休日だから居ませんよ〜」
ピンポーン
「ん〜」
しょうがない出るか

俺は布団から出て
かるく髪を整え
ドアをあけた
がちゃ・・
ドアの先に立っていたのは
遙のご両親と茜ちゃんと大空寺だった

「・・・」
俺は、部屋にあげて
コーヒーを出し
正面の位置に座った

そして
「遙が記憶を取り戻しました
 鳴海君に会いたがっています
 わがままですが、会ってもらえないでしょうか」

・・・
遙に?
会っていまさら何を・・・
「俺と会ってどうするんですか?」
俺の言葉に
反応したのは茜ちゃんだった

「いいかげんにしてください!」
茜ちゃんは俺むなぐらをつかみ
「兄さんしか居ないんですよ
 兄さんにしか出来ないんですよ
 兄さんしか・・・・」
俺は・・・

「やい、へたれ
 あんた、いつまでうじうじしてるのさ
 いいかげんするさ」
大空寺・・・
「あんた来月異動さ
 場所は、白陵大付属校店」
は?
・・・
「お、お前いきなり何を言いだすんだ
 お前にそんな権限」
大空時は
「あるさ
 すかいてんぷるの社長の私に
 権限はあるさ」

「はい?」
そして俺は耳を疑った

続く


お久しぶりの太陽です
やっとかけました〜
久々ですよしかも
シリアス(笑
PDAで書いてるからまあ
改行は気にしないで下さい(笑
次回へ続く!