ミッドナイト それ散る編
記憶喪失編後編

文:太陽 車情報:ライス



闇をハイビームのライとで切り裂いていく
車体が風をきり走っていく
黒い色が保護色のように


頂上の駐車場
黒いスープラが一台止まっていた
きれいな黒い車体に
威嚇するかのようなエアロパーツ
スープラの呼吸音は大きい
あたりに威嚇する声のように

舞人視線
いざ、振り切ってきたが
今度見つかったら殺されそうだな(滝汗)
むしろ、ばらばらにされて死体遺棄かも(ナイアガラの滝汗)

ん!?
あのナンバーの70は・・・
お袋!?
なんで、お袋が!?
猛スピードで追いかけてくる

70の車内は
絶叫で占領されていた

助手席の山彦が
叫んだ
「舞人、後ろの70は何だ!?」

「お袋だ」
山彦は目を点にした

ギャギャギャギャ
パァン
ゴァ
うまくトラクションを使い
立ちあがる

お袋も遅れて立ちあがる
コーナーに入るため
ブレーキを踏む
「(対向車!?)」
フルブレーキング

そこには
白黒トレノに黒く
雪村クリーニング
とかかれていた

そこからは
小町のお袋さんが出てきた
後ろには
70から降りてきたお袋がいる

「おまえは、あの人と同じだな」
お袋が笑いながら言った
それに対して小町のお袋さんは
「なつかしいねぇ〜」
と言っている

その後わかったことだが
親父もよく小町の親父さんと
遊びに行くときに
こうやってつかまっていたそうだ・・・・
親子二代して同じ手にかかる・・・
血を引いているんだなぁ・・・



某丘

「幸せな不幸の歴史は繰り返される
 それは舞い散る桜のように・・・」


後記
ありがたい感想・ご希望に
お答えして書かせていただきました
今後も
よろしくお願いします